高知市街から足摺岬を回り、足摺宇和海国立公園の海岸線を探訪しながら内子へ。帰りには栗林公園へ寄る3泊4日(11月22~25日)の旅です。初日は瀬戸大橋を渡り四国・高知を目指しました。
牧野植物園
日本の植物分類学の父と言われる牧野富太郎博士の植物園です。園内ではまだ木々の紅葉が所々に残っていました。牧野富太郎記念館の本館と展示館を見学して庭を散策しました。
ナカガワノギクは徳島県の固有種で、世界中探しても他では見られない珍しい野生菊だそうです。
温室に入ると、中はジャングルみたいでした。
竹林寺
植物園の南門を出るとすぐそばに四国霊場第31番札所・五大山竹林寺がありました。
宿泊は足摺岬にあるペンション「サライ」です。魚料理が中心です。
足摺岬
2日目は、宿を出発して足摺岬に向かいました。自然遊歩道を展望台まで歩くと太平洋の絶景が眺められますよ!
金剛福寺
足摺岬にある金剛福寺は四国霊場第38番札所になっています。池の周りを歩くことが出来ます。
竜串海域公園
足摺岬を後にして海岸線を西に向かい、竜串海域公園に立ち寄ります。海岸近くを歩くと沢山の奇岩が見られます。蜂の巣のような形の岩や不思議な模様をした竜串の地層は、2000~1500万年前に堆積した砂岩と泥岩により形成されたものです。
大堂海岸
大月半島にある観音岩と大堂山展望台に立ち寄ります。大堂海岸は大月半島の南側、断崖絶壁が続く海岸です。最初に登った観音岩展望台からは観音岩が見えませんでしたが、途中の分かれ道を反対に進んだところで海に佇む観音様が見えました。
続いて柏島を見渡せる絶景が広がる大堂山展望台へ向かいます。少し細い道を登ります。展望台からは天気が良ければ九州まで眺望できるそうです。
外泊・石垣の里ミュージアム
再び海岸線を宇和島方面に進み、愛南町の西海半島の先端へ向かいます。西部の入江に面した急斜面には、台風や季節風から家や暮らしを守るため、軒に達するほどの石垣が整然と積み上げられている集落があり、今もその姿をとどめています。この集落は石垣の里とも呼ばれています。
上に登っていくと、家屋は取り壊され更地となっていましたが、急斜面には民家が山の中腹まで続いていた様子がうかがえます。
西海半島には日本で唯一現存する紫電改展示館もあります。
和霊神社
宇和島の和霊神社を訪れました。巨大な石造りの大鳥居は日本一の大きさと言われています。
宿泊は宇和海に面した明浜町の「民宿故郷」です。宿に向かう途中、夕日がちょうど沈むところでした。
みかん畑
3日目は佐田岬を目指します。途中の山肌斜面に広がる段々畑には蜜柑が鈴なりになっています。でも西予市街地に入ると蜜柑畑はほとんど見られません。
佐田岬灯台
日本一細長い佐田岬半島の先端には佐田岬灯台があります。岸壁にそびえ立つ白亜の灯台で、駐車場から遊歩道を20分位歩きます。
灯台の北側には見籠島という小さな島があり、ここが四国最西の島です。永遠の灯(とわのともしび)という、灯台のシルエットをイメージしたモニュメントがあります。
レトロな町並み・内子
佐田岬を後にして内陸の内子へ移動します。内子は古来から大洲街道の要所であり、四国遍路の通過地とし栄えた町です。木蝋で栄えた当時の繁栄ぶりを伺わせる商家群の町並みがあります。
- 大正5年に建てられた芝居小屋の内子座
- 内子座、舞台下のからくり
- 商いと暮らし博物館
- 大森和蝋燭屋
- 町屋資料館
- 護国地区町並み
- 本芳我家住宅の庭
- 木蝋資料館上芳我邸
- 上芳我邸内にある製蝋用具展示棟
- 常夜灯
- 漆喰を塗る鏝の技術で描くレリーフ状の絵
- 高昌寺のねはん像
内子の町並みに並ぶ古民家「御宿 月乃家」に宿泊しました。内子の新鮮な食材を調理した食事はとても美味しかったです。
弓削神社
4日目は長閑な山里の風景を眺めながら弓削神社に立ち寄ります。弓削池に架かる屋根付き橋(太鼓橋)を渡ると社殿があります。
栗林公園
今回最後の目的地は香川県の栗林公園です。栗林公園は池の周りを散策できるように造られた大名庭園(高松藩主松平家の別邸)で、広い園内を回りながら様々な景色を楽しむ事が出来ます。
- 栗林公園正面入口
- 鶴亀の松
- 北湖
- 西湖ノ対岸にある石壁(赤壁)と左に桶樋滝(おけどいのたき)
- 和船と掬月亭(きくげつてい)
- 南湖に浮かぶ楓嶼(ふうしょ)
- 紫雲山を背景に南湖の辺に建つ掬月亭と偃月橋(えんげつきょう)
- 芙蓉峰
- 芙蓉沼脇の散策道
栗林公園を後にして鳴門大橋を渡り、途中淡路SAで夕食にして帰路につきました。